新年になって早くも1月中旬です。
昨年度の修理と制作記事も溜め込んでしまってのスタート。
この獅子頭もいろんな想いや時間が詰まったもの。
徳川縁のある土地柄からI様宅の縁で私の小さな工房にやってきました。
良いもの悪いものは関係ありません。
獅子と限らず生活用途とは違うモノの縁は豊かさを生みます。
無くても良いけれど無くてはならないものです。
この頭には様々箇所に傷みがみられますがそれは歴史でもあります。
今回はあえて時代を残し修繕をしてゆきます。
I様が手にした獅子頭の思い出のエピソードが未来に繋がって行くのも真似の出来ない楽しみですね。
荒神堂/鈴木富喜