獅子工房便り

19-05-19_006.jpg 19-05-19_008.jpg 19-05-19_007.jpg

福島県/彼岸獅子/舞の皆様
新規復元日記
三体とも復元作業を進めていますが木彫による考案造形と一貫張(紙による造形)では違いを考慮しながら制作格闘中です。
福島の皆さんは長年、現在の頭に強い印象と思い出があると思いますので残したい形と新しくなる形との関係をバランスよく表現することに力が入ります。
また一貫張から寄木構成にした場合強度が保たれない造形部(繊維質がある為)も発生するので避けなればならない重要な問題でもあります。。
更に紙より重量がある木材をどう組合わせ、裏透きをどの限界まで行うのか想定し漆工程や装飾部の造形もイメージが置きながらの制作が続いています。
いわば誤魔化しの利かない木彫ですが紙にはないメリハリと量感があり、素材ならではの時代変化は美しいモノだと思います。
男獅子・女獅子・太夫獅子とそれぞれの個性が引き立つよう制作して行きたいと思います。
今後ご相談しながら進めて行きますのでよろしくお願いいたします。

荒神堂/鈴木富喜

カテゴリー: 未分類   パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>