修復、再現どちらも制作に至ってはその場の内容によって判断しなければないことがあります。
それは手仕事だからこそ対処出来る良さでもあります。
最近ではようやく色漆が使用出来る場面もあるので華やかにもなりましたが調合によっては色彩が沈んでしまったり気候条件にも左右されるので予期せぬ事態が発生することもあります。
時にはテンションが下がってしまうこともあり折れた心から再び歩き出す力が何倍も必要になります。
そんな事を繰り返してるのも手仕事だからですね。
今日も一雫づつ静かな時を待ちます。
荒神堂/鈴木富喜