福島県/彼岸獅子舞保存会
復活日記
新たなスタートとなるプロジェクトについて関わるキッカケを頂いてから早くも五年が過ぎようとしています。
段取に段取を重ね合わせて本格的に制作に入って二年の月日が流れる中、全ての工程に置いて試作や実験が常に発生しながらも全工程を私の工房で仕上げてゆくことが可能となりました。
これはとても意味もある内容でありどの工程でどんな対処をしたか、全て把握し最善の方法を導き出しながらの制作体勢により未来の保存にも大きな力となると考えています。
今回も獅子頭の制作工程、装飾や加飾、反物の染めつけに至るまで古来の再現に限りなく近い状態で完成まで導いてゆくことが出来ています。
これらの途方もない内容を投げ出しそうになりながらも志を頼りにいくつも乗り越え、煙のようなをものが具現化するのを時間毎に感じるようになって来ました。
言葉では本当に難しいですが品物を売るという感覚は実感が沸かず、それらに関わる物語を含めた目に見えないものを売るような不思議な感覚になってしまいます。
明日も実験かな
荒神堂/鈴木富喜