UFOと言えば…矢追純一さんをご存知のこと。
そう先日、それはちょうど…昼下りこと、夏雲から途切れ途切れの秋雲が、まるで青いキャンパスに白い絵具を筆で描いた様な空である。
ふと胸騒ぎと言いますか…空が気になり見上げると…キュルル…キュルルルと穏やかな音を立て頭上を横切るモノが…
とっさに慌て震える手でカメラを手にしたのだが…性能の悪いカメラで…残念ながら肉眼よりも遥かに劣る有り様…
実際は、白と赤のレジェンドカラーといった所でしょうか…久しぶりに珍しい飛行船に遭遇いたしました。
話は少しばかり古いですが…僕が小学生の頃、地元を流れる川の畔が今より遥かに広く時折、気球クラブの人達が何台かやっては着陸していました。
僕はそれを見るたびに通いつめたもので、空の話を力強くしてくれるオジサン達に食い入ったものです。
あまりにも通った僕は…気球に乗せてもらったことがあり、幾つかの砂袋を搭乗する籠に入れ、凄まじいガスバナーの炎で景色が歪んで見えた、何百メートル上空まで上がってくれた記憶は今も焼き付いています。
残念ながら…気球クラブのオジサンは誰かも今は解りませんが、僕に夢をくれた事実は紛れもなく大きな大人ですよ。
ありがとうございました。
