日本の茶道具

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大変お待たせして下りました。
N様、お茶を楽しむのにも気持ち良い季節ですね。お婆ちゃんもお使いになり奥様から今度はお孫さんが使われるとは茶筒も沢山の手に触れ会話を楽しんできたことでしょう。
私の工房で長い間お預りしてきましたが古い素朴の紙で出来ている茶筒の知恵は面白いですね。
材料を無駄にしないリサイクル的考えと主張しない簡素な造形、使い勝手の良さも兼ね備えています。
このモノが芸術品ではありませんが先人の手仕事の捉え方が伝わってきますね。
日本の限られた資源と日本人らしい心の優しさがモノ造りにも反映していると思います。
小さい、弱い、少ない、カッコ悪い、どちらでもない、言えばネガティブだからこそ生まれてくる力強さってあるんじゃないかな。
時にはそれでいいんだって話かけてくれますよ。
これからも大切にして下さいね。

荒神堂/鈴木富喜

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