汽車に乗り込んで、いよいよ鉄道での旅立ちだ。 汽笛を鳴らしガタッ〜ンと大きく車体を揺らしての始動だった。
この線はもちろんLocalであり各駅停車であったが、僕らが乗り込んだ車両は当時のexpressでありデラックス(de luxe)仕様だったらしい。 このあたりの昭和のカタカナ表現も面白いし、やっぱり色んな、お国をすぐに消化してしまう日本は長い間鎖国をしてきたせいでしょうか?
勿論、この車両にはエア-コンディショナ-なんてモノは有りません! 窓の両縁にある洗濯挟みの様なデザインのレバーを撮んでロックを解除し窓の上げ下げを行うのが醍醐味です。
僕は生徒時代までバスも電車もコレでしたが…。
この面倒な作業が、忙しくまた愉しいんですよ!。虫やら煙やら…色々ありますが…コレもまた汽車の良さですよ。
最近考えさせられる事はどんなことも失ってから気づくことばかり、当たり前のことですが文明の進化あり初めて過去の産物の良さが見えてくる。
本当に難しいことですがモノを未来に遺すことの判断は何が正しいのか分かりませんし、とても大きな影響力があると思います。
最新のモノで短時間に色々出来る事もことも、とても良いですが、の〜んびり過ぎる無駄な時間も、とっても大事なことじゃないですかね??