10年以上になるだろうか…獅子頭を古来の作り方で再現する為に長い歳月をかけてきました。
こんなプロジェクトが始まったも沢山の人達に出逢いものづくりに対する敬意と志をごく自然に学んでこれたからです。
獅子頭を良いかたちで未来に繋げたい想いから一つでも多く日本の手仕事が残って欲しいと努力を続けています。しかし今年に入り原材料の一つがまた消滅する危機となっています。
時にそれらは自分の小さな力ではどうにもならない現実でもあり記憶の一つとして刻まれる残酷なことです。
言葉では表現出来ないですが私の背中から先ずは子供達だけでも何かを学んでくれたら良いと願っています。
そんな中…今日も工房で笑い声を上げ遊び道具を組み立てている子供達の姿がありました。
明日は私の金箔作業を邪魔しないか?…心配ですが…
荒神堂/鈴木富喜