豊川市の皆さん
篠束神社の頭を預かり長い間を一緒に過ごして来ました。
新しい旅立ちも近づき少し名残惜しい感じと反省やら嬉しさ、悔しさやら… 複雑な感情で埋め尽くされいます。
さて、先ず上がったのが「顎 」です。
ゆっくりゆっくり時を待って発色した朱の色味に温度を感じてもらえると良いなぁと思います。
もっと落ち着いた本来の発色は二三年後から更に育ってゆき、木の色も時代色になりコントラストが綺麗になってゆきますよ。
後は「蒔粉」で仕上げた歯並びは緩い光の控えめな黄金色です。
皆さんの舞いを考慮した持ち手もご相談頂いた様な形にしてあります。
獅子舞に特に気にされていた音も顎を少し短い形状した結果、良い響きになっていると思いますので安心下さいね。
肝心な顔立ちはもう少しお待ち下さい。
荒神堂/鈴木富喜