復元依頼が今年に集中してしまい計画・アイディアを練るのに格闘しています。
現在は伊勢神楽と彼岸獅子(三匹獅子)の木取りを交互にやっています。
先ずは強度的な事が重要でもあり材質を吟味する作業から入ります。
天然林(官材)は成長過程で繊維(筒管など)は夏目と冬目では性格が異なりますがゆっくり成長している為拙作性も良く高品質です。
また板目と正目を適応箇所に使用することにより全体でバランス良く各々を補う合う構成にしてゆきます。
また信頼して下さる方からの依頼品の様々な修繕もこなし出来る限り対応していますが…時にはオーバロードも…
しかし本当に必要としている方達が期待し待って下さるお蔭でモチベーションが上がっているのも事実です。
また同時に自分との向き合い方と心の動きをコントロールする精神力が課題であります。
ご依頼の皆様、ご心配もお掛けしますがよろしくお願いいたします。
荒神堂/鈴木富喜