岡崎市/I様「花台」
リペア・リメイク日記
新たな絵を目指し再生が続きます。
裏方作業が失敗やアイデアが理想と成らず心が折れそうになりましたが…
また言い過ぎですが漆の制作は桜に重なるところがあります。
ジッと耐えて春を待ち色ある世界は一瞬です。
しかし漆の完成はそんな一瞬を閉じ込めた世界観があるから夢を見られるのです。
だから失敗や苦労があるほど喜びの豊かさが違います。
私が何処まで理解が出来ているのかは?疑問ですが…
さてI様の花台は木糞漆から錆漆の時間帯が続き針研に泣かされます。
真冬の厳しさはないので惨めさは穏和ですが他を傷めない様に神経を使います。
その過去の歴史は再生結果を左右する影響力を持っていますね。
色ある桜の様な開花は未々先になりそうですわ。
荒神堂/鈴木富喜