獅子工房便り

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豊川市/篠束神社/麒麟獅子舞
平成31年4月21日(日)晴 1:00pm 22℃
この日の為に皆さんが夜部遅くまで獅子舞(私が制作した獅子頭)を行う中、練習中に顎棒が折れテコの原理で下顎に皹が入ってしまいました。
そして当日までに境内で使えるように急遽予防修繕をしたもので行うことになり私も慎重に進めて来ました。
本番当日、獅子舞で祈願し祭事の無事を祈る。
この日境内で獅子が打ち鳴らしを響かせ舞で清め参道をゆく。
さらに篠束神社の特徴は神社内で打ち鳴らしながら駆け回る儀式がある。
時には獅子に頭を咬まれ泣き出す子どもの声も祭の風物詩だ。
また獅子頭の重量もあり打ち鳴らしには体力も消耗し皆で代わる代わる行うのである。
私の知る獅子舞でも珍しい行事だがその昔は米俵と同じ重さで行われていた地方もあったほどだ。
現在の物が豊富な時代は五穀豊穣を祈る儀式は薄れてしまったが人の気持ちを一つにする絆は現代にも生きている。
ここ篠束神社の祭を拝見すると皆の熱意が伝わって来ます。
これは現代社会が失ってしまった事を考え直す原点にもなる内容だと思います。(本当に素晴らしいことです)
獅子頭から皆さんの絆と思い出が刻まれていることに大きな価値を感じました。
また再び元気よく舞が出来るように修繕しておきますので宜しくお願い致します。
今日はありがとうございました。

荒神堂/鈴木富喜

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