三重県/伊勢獅子/中戸舞皆様
復元日記
技術的内容が多数あり公開を控えさせて頂いていますが寄木制作の木取りを進めている段階です。
漸く目処もついて来たので彫刻制作の方も始められる箇所から進めて行きます。
それと同時に一貫制作で反物の仕立ても進行中ですが「神紋」制作も1/5という段階でしょうか。
神紋は全部で十必要ですが一柄に三部構成のされるので計三十個必要になります。
尺三寸ある緩やかな湾曲を出すためにシワが入り込まない微調整手縫いが欠かせません。(*今回仕立て濃紺部は麻100%を採用運びです)
神紋の生地とベースの相性と収縮の動きを考慮する内容もあり非常に手間と技術面も必要ですが仕上がりはとても優美な印象だと思います。
それから壺鈴の音色を最大限生かす為に組紐を用いる仕立てと見た目も考慮中です。
ご心配お掛けしていますがよろしくお願いいたします。
荒神堂/鈴木富喜