清須市/子ども会・獅子舞いの皆様
再生日記
獅子の割れも金継で修繕すると時も繋がったような感覚になります。
様々なひび割れや凹みなど何だか子どもの頃にあった家の柱を思い出しますよ。
私も修復と復元とバランスよく仕事をさせてもらってますが新しいモノはこれからそんな旅に出る感じがしています。
さて清須市の子ども達が獅子舞で禰宜歩く祭事も近づいて来ました。
間に合いますでご安心下さい。
暫くの間取り外してあった反物や鈴、鬣、耳、顎などを据える作業となりました。
以前は仮であり今回は据わりの良い位置に組み上げます。
取り外したモノの中に使えないものもあるので新しい顔にしてゆきますね。
先ずは鬣から頭に縫い上げる作業から順番に行いますが長い間の折り皺や癖を直してから据えます。
アイロン掛けから始まり組紐の締め上げと見た目以上に作業もあります。
ここにも仕上がりの良さはもちろんですが送り出す気持ちに背筋が伸びます。
良い記憶を一つでも作ってくれることを願い針を通します。
Train-Train聞いてまた明日!
荒神堂/鈴木富喜