獅子工房便り

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福島県/彼岸獅子舞の皆様
新規復元日記
制作の手を進める中、一貫張りの造形と寄木による木彫では度々試行錯誤しなければなりません。
組み木による構造での繊維を最大限に生かすアイディアが場面ごとに必要となっています。
今回、各部で臍ではめ込む工程をとっています。
また木の彫刻は引算が主ですが寄木の場合は頭の中でイメージを変換してから足算と引算をギリギリのラインで具現化して行かなくなりません。
分かり難い表現ですがいくら図面と木取りが正しくても何処か落ちつきの悪い匂いになってしまいます。
私の見解ですが人間のレンズを通した時に温度のある形や色、音に変換されて認識されていることが大きな意味であり価値だと思います。
ですから単なるレプリカにはしたくない想いで取り組んでいます。
今日は土砂降りの雨で彫刻刀の音が打ち消されています…
続く
荒神堂/鈴木富喜

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