三重県/中戸獅子舞
皆様と復活の願いを背負い刃物と針仕事をしています。
伊勢獅子の中でも古風な出で立ちを遺す貴重な中戸獅子だと思います。
現在、反物の前垂れと頭の細やかな上部木取りをしています。
ここでも私の手道具を少し紹介します。
最近、鉋も見かけ無くなった時代でありますが今回は長い「寸八」で作業しています。
話は中戸舞に戻りますが歴史の再現と世代交代の葛藤もあるようですが未来に担う者への想いも受け継がれていることを感じています。
再現にあたって年々様々な困難にぶつかりますが古来技法を前提に現代の技術を表に見えすぎない方法で生かし制作をしています。
これから新旧が良いかたちで未来を刻み威厳と気品・遊び心が生きた文化として共存することを願います。
荒神堂/鈴木富喜