福井県/沓見御田植祭獅子舞保存会
再生日記
多くの方の想いが詰まった祭事に記憶の再生と獅子頭の再生が重なる感覚です。
修繕の見立が続いていますが、様々なことが見えて来ました。
非常に酷な場合もあるので私も神経質になりますが、あちこちに湿気の侵入があり傷んでいます。
これらは初めに手がけた作り手と直し手、そして扱い手にもそれぞれ問題点があったとも言えます。
現状のものは下地が泥と紙よる糊による工程をしてありその上から麻布により膠と胡粉で処理がしてあります。
この全てを取り除くと彫刻母体にも多数の修繕が科学的なモノで処置がしてありました。
しかし、幸運にも木材への腐敗がまだ起きていません。
修繕方法を最小限に考えながら方法を検討して行きます。
続く
荒神堂/鈴木富喜