福井県/御田植祭獅子舞保存会
再生日記
M様、先日はご配慮を頂きありがとうございました。
お話にあった新規制作も目処がつき次第入りたいと思います。
さて、引き継ぎ修復を進めていますが、当時より手入れの箇所が多数見つかり今後の未来に重大な問題が予測されるものを優先的にしています。
この隠れた箇所こそ大切なことので手間をかけて工程を進めます。
現在は土台となる樹液よる下地から木糞漆や錆漆の工程に難航しています。
それらには過去の修繕に科学接着や釘などが使用されていて表面上ではない箇所からも見つかり効率的に進めることが出来ないため試行錯誤しています。
*過去の修繕に使われた木材の組み合わせに問題もあり多数切断して新たに接木をしています。
*過去の工程が泥下地よるものがあり今後の急速な劣化を無くす為、古来技法で修復しています。
芋蔓式に難点が見つかる状態ですが並行して呂色工程も何度も行なっていきます。
*当時より艶と色に温度を感じるようになって来ました。
私も少し安心しています。
明日も針研などの工程が続きますが意地で行きます。
今後も時間を要しますが祭事には間に合うように願う!
荒神堂/鈴木富喜