福井県/御田植祭獅子舞保存会
再生日記
頭と同時に反物の綻を修繕する段取りをしています。
反物一つでも細かく目を通してゆくと様々なことが見えてきます。
絵柄は蠟結染であり、仕立てがすべて手縫いであることや反物が何代かの頭に引き継がれた痕跡もあります。
やるべき事は色々ありますが先ずは破損が今後広がり難いように対策も必要だと思います。
目に見えて明らかに破損の穴を数十箇所に渡り直す事にします。
一番大きな問題は反物の取付口の寸法が現在の頭と異なることです。
対策として一度バラして立体裁断にするのが最も美しく仕上がる案です。
アイディアが絞り込めるように明日も纏めてゆきます。
続く
荒神堂/鈴木富喜