<依頼人/岐阜県:K様・獅子舞保存会皆様>
「獅子頭復活日記〜装飾編」
頭の金継による修復を終えて反物の仕立てを何度か調整しております。
これらは当初の反物は一枚の正方形が釘なども使用して鬣と共に留めてある部分が見受けられた為、全て除去してから補強と中央に裏地を施しました。
また、麻素材とのコントラストにも色味にキレと優雅があります。
立体裁断を3台の旧式ミシンとロックミシン、各部の箇所には手縫いによる据付を致しました。
装飾品と共に絹組紐による加飾を兼ねた神楽鈴を古色を残しながら磨き上げました。
*当初の女獅子には神楽鈴は有りませんでした。
鈴音色も華やかになるよう工夫してあります。
説明が長文になってしまいましたが、ご覧下さい。
工房から風景をお送りします。
荒神堂/鈴木富喜