達磨大師

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平成27年・12月29日 火曜日
約一年前になるだろうか。町工場を営むM様から会社を見守る彫刻を作って欲しいと声を頂きました。
M様/「威厳がありユーモアがあるもの。そうね何処憎めないものがいいなぁ」
僕/「 人物像がよいですか? それとも動物をモチーフとしたものがよいですか?」

そんな会話の中、M様から「達磨なんかどうでしょう?」と具体的なイメージが少し見えた。
僕/「確かに達磨は現代でも若者からお年寄りまで幅広いファンがあり、怖い顔だけど何処憎めないのが魅力的ですね」
M様/「会社で事故や怪我もないことを願い、達磨は良いですね。それに彫刻は喋らないとこがいいわね。」
そんな少し冗談な会話から達磨を作らさせて頂く経緯でした。
僕/「獅子頭の仕事をはじめ様々なモノ作り、そして子供の父親としていつもながらタイトな制作スタート…。
木と会話し沢山の体験する長い様な短いような時間のはじまり…
言葉では表せないけれどそこにはドラマや未来に向けた経験も存在します。また自分の無力さを感じたり、時には希望的な光が射したり雷雲が現れたりと木に褒められ、懺悔している感覚さえあります。
話が分かり難くなってしまいましたが、やっぱり人が品を見て嬉しい顔をするのは作って良かったなぁと素直になれる瞬間であります。
もっと良いモノが出来るといいのだけれど…
本当に皆さん、勉強させてもらっています!
M様、工場が安全で笑顔であふれることを達磨と見守っていますね。本当にありがうごさいます。

荒神堂 / 鈴木富喜

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