いつもの見馴れた散歩道が違う場所の様に感じます。
一年間じっと黙ったままの桜達が腕を目一杯広げた姿に呑み込まれような気配さえします。
そんな桜並木の中を歩くと生命の恐怖感も伝わってきます。
そんな生き物の力には到底敵わないけれど毎日私はモノ作りを続けています。
作家や芸術家には全く及ばないけれど自分で考え創る愉しさだけは知っているつもりです。
毎日続けられ理由は明日はこんな工夫をしようという! 小さな小さな挑戦と人の支えが前へと進めてくれているのは確かなことです。
私は桜のように華やかに照らすことは出来ないけれど一生懸命ということだけは伝えて行きたいですね。
鈴木富喜